子どもに伝えたい事

【保育歴20年のねこねこ先生が伝える】新しいことに挑戦できない子どもへの関わり方

鉄棒をする子ども
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子どもたちが新しいことに挑戦できない、自己表現や自己主張ができないなど、チャレンジ精神に欠ける問題が近年深刻化しています。

保育園でも、初めて焼き芋やもちつきなど初めての行事に参加するときに「できない」と言って泣いてしまう子どもがいます。
以前なら保育者が声をかけることで、物怖じしながらも参加していましたが、今は頑なに参加しない子どもも多くなりました。

この問題は、子どもたちが未来に向けて自己成長するために必要なスキルを欠くことに繋がり、社会全体に深刻な影響を与える可能性があります。

この記事では、この問題についての問題点や具体的な取り組み、改善策、そして重要性について詳しく解説します。

この記事を読んで欲しい方
  • 新しいことに挑戦することが苦手な子
  • 挑戦することが苦手な子にどう援助すればいいかわからない方
  • 挑戦することが苦手な原因を知りたい方

結論から言ってしまうと

  • 子どもの興味や好奇心に合わせたアクティビティを提供する。
  • 子どもの自主性を尊重し、自己決定権を与える。
  • 失敗を受け入れる態度を示し、チャレンジすることの重要性を伝える。
  • 様々な経験や習い事を提供することで、子どもが新しいことに触れる機会を増やす。
  • 子どもが自己表現や自己主張をする機会を増やす。
  • 積極的にコミュニケーションをとり、子どもの感情や考えを理解する。
  • 健康的な生活習慣を促し、運動不足やデジタル依存を防ぐ。
  • 子どもが学校や社会で活躍できるよう、教育環境や社会環境の改善に取り組む。

このような取り組みにより、子どもたちが新しいことに挑戦することができるようになり、自己成長するためのスキルを身につけることができます。そして、社会全体が活気ある社会になり、未来に向けた希望が広がっていくことが期待されます。

らんちゃん

新しいことに挑戦するのは、こわいよ・・・

ねこねこ先生

新しいことに挑戦できる心を養っていくことは
とても大切なので、関わり方を学んでいきましょう。

「新しいことに挑戦出来ない子ども」の原因について

子どもが新しいことに挑戦できないのは、以下のようなさまざまな原因からきています。

失敗を恐れている。

失敗を恐れるあまり、新しいことに挑戦するのをためらうことがあります。失敗や批判を恐れて、自信をなくし、新しいことに挑戦するのをためらうようになるのです。

過保護な子育て。

子どもを過度に保護する親は、子どもが新しいことを探検したり、挑戦したりするのを妨げることがあります。そのような親は、子どもが新しい環境や体験に触れることを制限し、子どもの好奇心や新しいことに挑戦する意欲を妨げてしまう可能性があります。

自尊心の低さ。

自尊心が低い子どもは、自分自身や自分の能力に自信が持てず、新しいことに挑戦したがらないことがあります。また、失敗や拒絶、恥をかくことを恐れ、新しいことに挑戦しようとしないこともあります。

子どもの自己肯定感を高めたいときには、こちらの記事も参考にしてください。

自分に自信を持つと幸せになれる。子どもの自己肯定感を育てよう♪子どもか自己肯定感=自信をもてるようにするにはどうすれば良いのかを伝えていきます。この記事をよんで子どもの自己肯定感をしっかりと伸ばしてあげてください。...

不安。

不安障害のある子どもは、新しいことに挑戦することが困難な場合があります。新しいことに挑戦したときの結果を過剰に心配したり、発汗や震えなどの身体的な症状が出ることがあり、それが新しいことに挑戦することを難しくしている場合があります。

トラウマ。

トラウマを抱えた子どもは、新しいことに挑戦するのが難しいと感じることがあります。トラウマは、恐怖心や不安感、抑うつ状態を引き起こし、新しいことに挑戦する意欲を失わせることがあります。

学習障害。

学習障害のある子どもは、新しいことに挑戦するのが苦手な場合があります。新しいことに圧倒されたり、挫折したりすることがあり、その結果、新しいことに挑戦する自信が持てないことがあります。

新しいことに挑戦しようとしない理由を理解し、親や介護者が適切な行動をとれるようにすることが重要です。新しいことに挑戦するための小さな一歩を踏み出すよう促し、サポートと安心を与えることは、子どもの自信を育み、新しい経験をする意欲を高めるのに役立ちます。

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「新しいことに挑戦出来ない子ども」に関する事例や統計について

一部のサイトでは、この問題に関する事例や統計データを紹介しています。例えば、過保護な環境で育った子どもが、失敗に対する恐れを持ち、自分で問題を解決する能力が低下することがあるといった事例が挙げられています。また、日本においては、学校教育の中での自己表現や自己主張の機会が少ないことが、この問題につながっているという統計データがあります。また、近年では、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスの普及により、子どもたちの運動不足や社交性の不足が問題になっており、これらが「新しいことに挑戦出来ない子ども」の増加につながっている可能性が指摘されています。

さらに、一部のサイトでは、この問題についての具体的な改善策や取り組みについても紹介されています。例えば、学校や保護者が子どもたちにチャレンジ精神を育むプログラムを提供すること、学校教育の中での自己表現や自己主張の機会を増やすこと、運動や健康的な生活習慣を促すこと、子どもたちの興味や好奇心を刺激するようなアクティビティや習い事を提供することなどが挙げられています。

「新しいことに挑戦出来ない子ども」は、現代社会で多くの子どもたちが抱える課題の一つです。子どもたちが自信を持って新しいことに挑戦し、失敗から学び、自己成長を促すためには、保護者や教育者、社会全体が取り組むことが必要です。

親や教育者ができることについて

親や教育者ができることとして、子どもの自己肯定感を育むこと、失敗を恐れずに挑戦することの重要性を教えること、挑戦することを促す環境を作ること、子どもの興味や好奇心を大切にすることなどが挙げられています。

以下は、「新しいことに挑戦出来ない子ども」について、親が取り組めることの例です。

  • 子どもの興味や好奇心に合わせたアクティビティを提供する。
  • 子どもの自主性を尊重し、自己決定権を与える。
  • 失敗を受け入れる態度を示し、チャレンジすることの重要性を伝える。
  • 様々な経験や習い事を提供することで、子どもが新しいことに触れる機会を増やす。
  • 子どもが自己表現や自己主張をする機会を増やす。
  • 積極的にコミュニケーションをとり、子どもの感情や考えを理解する。
  • 健康的な生活習慣を促し、運動不足やデジタル依存を防ぐ。
  • 子どもが学校や社会で活躍できるよう、教育環境や社会環境の改善に取り組む。

親が子どもたちにチャレンジ精神を育てることは、子どもたちが自信を持って新しいことに挑戦し、失敗から学び、自己成長を促すために非常に重要です。

まとめ・少しでも新しいことに挑戦できるように

結論として、子どもたちが新しいことに挑戦することができるように、親や教育者、社会全体が取り組むことが必要です。子どもたちが自己成長するために必要なスキルを育むことは、社会にとっても非常に重要なことであり未来の社会を担う子どもたちが健康的に成長し、社会貢献できる力を持つことが期待されます。また、この問題を放置することで、子どもたちの自信喪失や心理的な問題が深刻化し、社会的なコストが増大することもあり得ます。

親は、子どもたちが失敗やリスクを恐れるようにならないように、一定程度の自由な空間や自己決定権を与えることが大切です。また、子どもたちが自分の意見や感情を自由に表現できるように、コミュニケーションの場を積極的に提供することも必要です。教育者は、学校教育においても、成績や試験対策だけでなく、子どもたちの自己表現やチャレンジ精神を育む教育プログラムを導入することが必要です。

このような取り組みにより、子どもたちが新しいことに挑戦することができるようになり、自己成長するためのスキルを身につけることができます。そして、社会全体が活気ある社会になり、未来に向けた希望が広がっていくことが期待されます。

この記事が誰かの役に立てたら嬉しいです。

それでは…

ABOUT ME
ねこねこ先生
経験20年以上の現役男性保育士│娘二人(8y,6y)子育て中+担任として現場で働いています│見てきた子どもの人数は2000人以上│合気道歴15年以上│30分でも自分の時間をもてるよう手助け|子育てを楽にする方法|心と身体を整え子どもと穏やかに|詳しくはブログをどうぞ♪ 育児に不慣れなパパの保育参加も応援していきます(⌒▽⌒) いつも心に遊び心を♪
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