いざ子どもをほめようとすると何て言えばいいのかわからないこともありますよね。
ほめることの大切さはわかっているが、実際は子どものあら捜しをしてしまうことも。
子どもの悪い部分に注目してしまうと、そこが伸びていってしまいます。
そこで、保育歴20年のねこねこ先生が、保育や子育てで実践できるほめ方を伝えていきます。
自分にあったほめ方をることで、自然とほめ上手になることでしょう。
たくさんほめて、子どものいいところを伸ばしてあげましょう。
- 子どもをどうほめていいかわからない方
- どうしても子どもの悪いところに目が行きがちな方
やっぱり、怒られるより、ほめられた方がうれしいな♪
注意ばかりしてると、子どもは委縮してしまいますよね。
上手にほめて、子どものやる気を育てていきましょう。
ほめる理由
子どものほめることには、どんないいことがあるでしょう。
- やる気が出る。
- いい行動がどういうものかわかる
- 情緒が安定する
などが、あげられます。
しかし、いざほめようとすると、どう伝えていいかわからなくなることがあります
ほめるには、まず子どもの良い面を見つけなくてはいけないので、日ごろから、良い面を見つけようと意識して、習慣になるように練習していきましょう。
感謝してほめる
例えば、子どもが片づけをしたときに、「部屋がきれいになってうれしいな。ありがとう」と伝えることです。
その時に、自分の感情も一緒に伝えてあげることで、「これをすれば、パパママはうれしいんだ」と気づくことができます。
自己肯定感を伸ばす一番の方法は「誰かの役に立っている」と感じることです。
ですので、感謝を伝えることで、子どもに「他者貢献」の気持ちを育てていけるといいですよね。
間接的にほめる
直接、ほめることに抵抗がある場合には、間接的にほめることも有効です。
例えば、パパからママに「きょう、片づけを自分からやっていたんだよ」と伝えることです。
そうすると、直に言われたわけではないですが、うれしいはずです。
また、「○○先生が、こんなことをほめていたよ」と伝えてもいいですね。
第三者を挟むことで、誰かに依存しすぎることもなくなることも、メリットでしょう
ジェスチャー・サインでほめる
言葉で伝えることが恥ずかしい方は、ジェスチャーやサインを決めておいてもいいと思います。
例えば、「頭をなでる」「親指を立てる」などです。
事前に、「ほめている」とわかるよう、最初は「いいね」とほめながら使ってください。
運動会や発表会など、声が届かないところでも、しっかりと気持ちを届けることができることもおすすめです。
興味を示してほめる
自分のやっていることや興味を持っていることに、誰かが興味を持ってくれたらうれしいですよね。
それが、自分の好きな人ならなおさらです。
例えば、子どもが絵を描いていたら「この色使いがきれいだね」や「この線はどうやって描いたの?」などです。
特に正解はないので、自分が感じたことを素直に伝えてあげるといいでしょう。
気を付けたいことととしては、出来上がりをほめるよりも過程をほめることと、誰かと比べないようにしてください。
努力をほめる
もし、結果が思うようなものではなくても、しっかりとそれまでの努力をほめてあげましょう。
勝ち負けがあるものだとしても、やっていくうちにできるようになったことはあると思います。
そこに注目して、経験することに意味があるのだと伝えてあげられるといいですね。
例えば「負けちゃったけど、○○ちゃんがたくさん練習してたのは知ってるよ」や「逆上がりはできなかったけど、足が前よりも上がるようになってたね」
などです。
大げさにほめる
子どもにはリアクションが大きい方がわかりやすいことがあります。
伝える方としても、演技してると割り切った方が恥ずかしくないこともあるでしょう。
ただ、子どもをコントロールしようとほめることは避けたいところですね。
下心があると子どもは敏感に感じ取ってしまうものですし、親が見ていなければやらなくていいかと考えてしまうこともあるでしょう。
できれば、自分で考えて行動できるようになることが望ましいですよね。
ただ、スキンシップをとりながら、ほめることは積極的にしてあげてください♪
まとめ・どのほめ方が気に入りましたか?
子どもをほめるといっても、いろいろな方法があることがあります。
ただ、注意してほしいことは、あまり単純に「結果」にだけ注目してほめていると、「結果がすべて」と思うようになります。
また、「ほめられる」ことが目的になり、承認欲求が強くなりすぎて、自己肯定感がうまく育たなくなることもあります。
自己肯定感については、こちらの記事を参考に
自分は、子どもをコントロールするための、ほめ方は苦手です。
ですので、
- 感謝してほめる
- 興味を示してほめる
ことが、性格的にあっていると感じています。
みなさんも、自分の感性にあったほめ方を見つけて、子どもをたくさんほめてあげてくださいね。
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それでは・・・