ベットに入った後も、子どもがなかなか眠らなくて困ったことはありませんか?
兄弟姉妹で遊びだしてしまい、結局夜更かしになり、朝起きられなかったなんて事は?
保育歴20年以上のねこねこ先生が、保育園での寝かしつけの方法を踏まえ、睡眠について取りあげていきます。
これを読めば、毎日の寝かしつけが今より楽になることでしょう。
眠いけど、眠くな~い!
まだ、あそぶ~
あらあら、仕方ないわね
こんな時にどうしたらいいか、話していくね
夜更かしをすると
まず夜更かしをすると、どんな悪影響があるでしょう。
単純に目が覚めず、両親に起こされてもなかなか起きられません
さらに起きたとしてもやる気が起きず、何をするにもだらだら
気がつけば一日ぼーっとしていることも
そんなことでは、保育園や幼稚園、小学校でも集団生活についていけず、周りから取り残されてしまうことになるかもしれません。
また、健康への影響もあります
眠りがしっかりとれないと胃腸の働きが悪くなり、免疫機能もしっかりと働きません
夜寝るのが遅い分、朝をゆっくりすればいいと考える方はいませんか?
子どもたちの成長に不可欠な成長ホルモンは、夜の12時までが一番分泌されやすいそうです。
睡眠時間が前倒しになっている場合、しっかりと成長ホルモンが働かないことになるかもしれません。
そうならないためにも、夜更かしはやめられるといいですね。
早寝早起きの利点
次に、早寝早起きの利点を書いていきます。
一つめは一番生産的な時間が使えることです。
朝活という言葉もあるくらい、朝は一日のうちで一番頭が冴え、イマジネーションに富んだ時間です。
この時間をだらだらと無駄に過ごすことは、大きな損失でしょう。
二つ目は、活発に活動できることです。
睡眠時間をしっかりと取り、身体を休めることができている場合、体力が一番充実しているのはやはり朝でしょう。
すっきりと目覚めることができれば、ジョギングなど、朝のひと運動もすることができるかもしれません。
三つめは、朝ご飯が食べられることです。
朝起きるのが遅くなり朝食が食べられなかったことは、誰にでもあるでしょう。
朝食を食べることで、身体が目覚め、一日に必要なエネルギーをしっかりと取ることができるのです。
一日を通した生活リズムを
早寝早起きをするためには、一日を通した生活リズムの見直しが必要です。
なぜなら、意識して早寝をするようにしなければ、必然的に早起きもできなくなってしまうからです。
現代はテレビやゲーム、スマホなどのメディアからの誘惑が強く、意識して睡眠時間を確保しないと、どんどんと夜更かしになってしまいます。
子どもは一日に10時間の睡眠時間が必要と言われています。
ですので、昼寝で2時間前後眠るとすると、夜は8時間程度眠れるといいですね。
また、先ほど書いた通り、夜の12時までが成長ホルモンが分泌されやすいこともあり、できれば21時までには眠れるといいですね。
保育園での寝かしつけの方法
月齢の低い子どもの場合は、子どもが寝付くまで保育者が背中をさすったり、優しくトントン背中を叩きます。
小さい子どもの場合には、子守歌(静かな歌なら、自分の好きな歌でも)を歌ってあげるのも、落ち着いた雰囲気を作るのに適しています。
自分がいつもしているのは、子どもの横に寄り添うように座り、右手は背中をさすったり、優しくトントン叩いては、左手で眉間の間をなでてあげること。
大体の子どもはこれで寝ます。
3歳前後になると、ベットに横になり、布団をかけてもらうと、一人で眠れることも増えてきます。
クラス全体が昼寝をする雰囲気になっていることもあり、家にいるときよりも眠りやしかもしれませんね。
どう実践するか
では、どう実践していけばいいでしょう。
早寝から
一つ目は、子どもと眠る時間を約束しましょう
たとえ、9時に約束して9時に眠れなかったとしても、だらだらと時間を決めずに過ごすより、早く眠れるでしょう
二つ目は、一日の活動の量を増やす。です。
特に昼寝後、夕方の活動をしっかりと取ることで、夜の睡眠にスムーズに向かうことができるでしょう
最後はおまけとして、眠る前のコップ一杯の「魔法の水」です。
これは、身体を冷やすことで体温を下げるためにしています。
人間は、高くなった体温が下がるときに眠くなるので、眠る1時間前くらいに入浴を済ませ、眠る前にコップ一杯の水を飲むことで、体温が下がり、眠くなりやすくなります。
子ども自身も「魔法の水」と言われると、何となくよく眠れる気もするみたいです(^-^)
まとめ
子どもには個人差があるので、どの方法が一番効果的なのかはわからない部分があります。
いくつも試しているうちに、少しでも効果的な方法が見つかってくれると嬉しいです。
寝かしつけは毎日することですので、少しでも楽にできるようになるといいですね。
それでは…