【子育て×合気道】

【合気道歴15年が教える】最適な習い事、子どもに合気道を習わすべき理由9選

キックをしている子ども
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子どもにどんな習い事をさせればいいのかは、いつの時代も迷ってしまうものですよね。

どうせなら習い事をさせるなら、大きくなってからも役に立つものがいいですよね。

水泳や空手などは身体づくりには良いものですが、場所や状況が限られた中でしか、生かしずらいことがあります。

そこで、保育歴20年、合気道歴15年のねこねこ先生が、子どもにおすすめの習い事としての、合気道について伝えます。

「今の時代に武道を習ってどうする」と言われることもありますが、

日々の生活に活用してこその合気道。

合気道を習うべき理由として、身体の使い方や心の持ち方など、スポーツにも日常生活にも使えることがあります。

この記事を読めば、合気道について知り、子どもに合気道を学ばせることのメリットがわかります。

合気道を学んだ子どもが、よりよく過ごしてくれると嬉しいです。

この記事を読んでもらいたい方
  • 子どもにどんな習い事を習わすか悩んでいる方
  • 合気道のことをよく知らないけど、興味はある方
  • 身体が小さく、力の弱い子どもに、運動を習わせたい方
らんちゃん

わたし、身体は小さいけど身体を動かす習い事がいいな

ねこねこ先生

合気道なら、身体が小さくても、大きな人と対等に学べるよ。

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目次

合気道の特徴6選

まずは、合気道とはどんなものなのかを、説明していきます。

どんなものかわからなければ、子どもに習わせようとは思わないですよね。

力を必要としない

合気道と言えば、力を使わずに相手を倒すものだと思っている方もいるでしょう。

さらに言うと、力を必要としないどころか、力が入っていると、逆に技が効かなくなってしまうのです。

また、「投げよう」とする意識が強くなってもうまく投げられません。

全身の力を完全に抜き、投げようという意識もなく、「一緒に行きましょう」という気持ちを持つことで、どんな大きな相手でも投げることができるのです。

相手の力を利用する

普通のスポーツや格闘技では、身体が大きくて力の強い人に勝つことは難しいものです。

ですから、体重制限や階級などの区分が必要になってくるのです。

しかし、合気道では自分の力を使わず、相手の力を利用することで、大きな人でも投げることができるようになります

「あらそわざるの理」あらそえないではなく、あらそわない

ニュアンスの違いなのですが、結果は大きく違います。

「あらそえない」は心が弱く、自信のない状態です。

それでは、心にストレスを抱え、楽しく過ごすことはできないでしょう。

逆に「あらそわない」というのは、自分の心にしっかりと自信がある状態です。

外から見る状況は2つとも変わりはありませんが、心のうちは大きく違っているのです。

「あらそわない」という心の状態を作るためには、しっかりと心に芯をもち、自信をもっていなくてはできません。

試合がない、勝ち負けがない

合気道では、試合というものはありません。

ですから、当然勝ち負けもありません。

演武(えんぶ)というものがあるので、そこで技の完成度をたしかめていきます。

勝ち負けというのは、相手と比べる考え方です。

合気道は、「絶対的世界にあらそいは生じない」という考えがあるので、試合がないのでしょう。

型稽古が中心

試合がないので、練習は型稽古かたげいこ(かたげいこ)が中心になります。

2人1組になり、お互いに技をかけあいます。

そして、指導員から指摘を受けたり、お互いに技をチェックしていくのです。

型は、楷書(かいしょ)行書(ぎょうしょ)草書(そうしょ)と進んでいきます。

この呼び方は、習字からきているもので、

  • 楷書(かいしょ)とは、漢字の書体の一つ。くずさない書き方で、標準的なものとされる。
  • 行書(ぎょうしょ)とは、漢字の書体の一つ。楷書(かいしょ)を少しくずした書き方。
  • 草書(そうしょ)とは、漢字の書体の一つ。書体をくずし、最も簡単で早く書けるようにしたもの。くずし字。

合気道では

  • 相手にもたれている状態から、ゆっくりと段階を1つずつ技を進めていく楷書
  • 持たれたところから、スムーズに投げていく行書
  • 相手が走って突きや手を取りに来たところから投げる草書

となります。

段階を踏んでいくことで、運動が得意でない子どもでも、自分のペースで進めていくことができます。

投げ、固(かた)め、当て身など、多彩な技がある

合気道というと「投げ技」のイメージが強いと思います。

ですが、実際には固(かた)め技当て身木剣(ぼっけん)とたくさんの技があります。

相手から攻撃されてからの技が多いのですが、当て身や剣、杖など、こちらからの技もあります。

また、相手が短刀や木剣、状などの武器を持っていた際に使う、短刀取りや木剣取り、杖取りなどの技もあり、技の種類はとてもたくさんあります。

剣道や空手などより黒帯が取りにくいといわれる原因でしょう。

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3つの流派の違い、子どもには統一合気道会がおすすめ

1口に合気道と言っても、いくつかの流派があります。

そこで、代表的な3つの流派の特徴を紹介していきます。

自分の主観も多数含まれていますので、ご了承ください。

合気会・1番古くからある合気道

初めに合気道を作った開祖を源流とするのが合気会です。

長くからあるだけあって、会員数が1番多く、合気道人口の約9割を占めるといわれます。

ネットなどで、合気道用品を購入すると、合気会のマークがついていることが多くあります。

「合い和す」を基本理念としているため、攻撃技には主眼を置いていません。

養神館・警察にも取り入れられる実戦派

養神館は、警察に採用されるほど、実践的な流派になっています。

当て身を重視したり、技の最後にとどめを(型の上で)さすこともあります。

テレビで警察の練習風景なども放送されていましたが、合気道と思えないほど、激しい練習風景でした。

子どもの教室では、激しく稽古することはないと思いますが、基本概念は実践的なものになっています。

統一合気道会・精神的な面も重視

統一合気道会は、合気会の「合い和す」という理念を踏まえ、「気」という概念を重視する流派です。

以前は「気の研究会」と言っていたくらいですが、怪しく感じる方もいるので、名前を変えたようです。

精神的な部分も多く、日常生活にも応用できることがたくさんあるのが特徴です。

合気道は武道とはいえ、実際に争いに巻き込まれるような状況は、そうそうないでしょう。

ですので、統一合気道会の日常に活用でき、子どもに伝えるには適しているといえます。

メリット9選

それでは、習い事としての合気道を習わせるメリットを上げていきます。

礼儀作法が身につく

合気道は、神道作法を取り入れえています。

稽古の初めには、道場に向け礼

先生に向かって礼

お互いに礼

2人組で稽古をした後も、もちろん礼をします。

また、礼の仕方もしっかりと決まりがあり、時には、礼の途中で押されても崩れないようにする稽古もあります。

各動作も決まりが多くあるので、自然と礼儀作法が身につくでしょう。

ケガが少なくて済む

試合がないので、他の武道やスポーツに比べ、ケガが少なくて済みます。

基本的に、自分の身体をうまく使うことに注力するので、ケガをしそうなときは、自分で止めることができます。

ゆっくりとした動作も多いので、稽古をしてケガをする確率は少なくなります。

落ち着きが出てくる

子どもクラスでも呼吸法を学ぶ機会があり、落ち着きのない子どもでも、落ち着きを取り戻せます。

呼吸法をすることで、自分の心を見つめ、振り返ることができるのです。

1人で呼吸法をするよりも、静かな環境の整っている道場でする方が、呼吸に集中することができます。

心がざわついてる状態では、技をうまく決めることができません。

技を練習していくうちに、少しずつ心を静めることがわかってくるでしょう。

運動嫌いな子でも、運動不足の解消になる

スポーツが苦手な子どもでも、ゆっくりとした動作も多いので、気軽に始めることができます。

有段者の動きなどは、かなり激しいものですが、初心者のうちはゆっくりと一つ一つの動作を覚えることから始めるので、無理せず運動不足を解消できるでしょう。

相手の気持ちを考えられるようになる

合気道では、自分勝手な動作をしていては、技をかけることができません。

相手がどちらに行きたいのか、身体のバランスはどこにあるのかなどを、しっかりと考えることで、技をかけることができます。

そうした稽古を繰り返すことで、自然と相手の気持ちを考えられるようになります。

また、相手の気持ちを考えると同時に、自分の動きも考えるので、周りに流されることのない思考を身に着けることができます。

護身術として・危険を察知する能力が培われる

合気道は、相手からの攻撃に対して対処することが多い武道です。

相手の初動を察する稽古もよくするので、周りの動きに敏感になります。

稽古を続けていくことで、物事の予測ができ、危険を察知する能力が高まるのです。

また、相手につかまれた時から逃げる方法など、護身術としても学ぶ価値があります。

緊張に強くなる・物事に動じなくなる

心の持ち方を学んでいくことで、自信を持てるようになります。

自信がついてくると、物事に動じることなく取り組むことができます。

もし緊張したり、上がってしまったときにも、落ち着きを取り戻す方法を知っていれば、すぐに落ち着きを取り戻すことができます。

子どもの自信を育てたいなら、こちらの記事も参考にしてください。

自分に自信を持つと幸せになれる。子どもの自己肯定感を育てよう♪子どもか自己肯定感=自信をもてるようにするにはどうすれば良いのかを伝えていきます。この記事をよんで子どもの自己肯定感をしっかりと伸ばしてあげてください。...

身体の使い方がうまくなる

ゆっくりとした動作で自分の身体の動きや力の向き、バランスを考えながら稽古をしていきます。

また、相手との力のベクトルも考えて稽古をする中で、自分がどう動けばいいのかを学んでいくので、他のスポーツも上達していきます。

身体を動かすことは、どんなことをするときにも、必要になる能力なので、無駄になることがありません。

デメリットもある

たくさんのメリットを上げてきましたが、もちろんデメリットもあります。

ここでは、それを紹介します。

1人では稽古がしずらい

1人技もありますが、最初のうちは相手がいないと、技のイメージがつきません。

家で練習をすることが難しいので、用事が重なったときなど、なかなか道場に通えない時には、練度が落ちてしまいがちになります。

家でも稽古ができるよう、親子で学ぶのもいいですね。

学ぶ内容が難しい

心の持ち方も一緒に学んでいくため、どうしても内容が難しくなりがちです。

先生によっては大人への教え方を、そのまま子どもにも伝えようとしてしまい、うまく伝わらないことがあります。

それでも、学習における子どもの呑み込み速さは目を見張るものがあり、大人が学ぶよりも早く習得することができます。

ついてしまった癖を正すより、最初から正しいものを覚えた方が効率がよいですよね。

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月謝の平均、かかる費用は?初期費用は安い

それでは、実際に合気道を習うとしたら、どれくらいの費用が掛かるでしょう。

月謝は愛好会なら2,500円~、道場なら6,000円~くらい

教室や道場によって値段は違いますが、市営の体育館などで教えている同好会では、月2,500円くらいが相場のようです。

また、しっかりとした流派の道場では、月6,000円から7,000円くらいになっています。

道場によっては入会金やスポーツ保険などがかかり、初回は10,000円程度の出費になるでしょう。

月謝
愛好会約2,500円
道場約6,500円

必要なものは、はじめは胴着だけでも

はじめに用意するものとしては、胴着だけで十分です。

サイズにもよりますが、大体6,000円程度になります。

級が進んでいくと、帯の色が変わることもあり、そのたびに1,000円程度必要になります。

進んでいくと、袴、木剣、杖なども欲しくなる

基本的に段位をとってからになりますが、木剣や杖、袴などが欲しくなることもあります。

一応おおよその値段を上げておきます。

袴8,000円程度(サイズは150㎝くらいから)

木剣4,000程度

杖5,000円程度

どんな子どもに向いているか? 

習い事には向き、不向きがあります。

合気道はどんな子どもに向いているのでしょう。

競争の苦手な優しい子ども

がつがつと勝利に向かっていく子どもには、向いていないかもしれません。

試合もなく勝ち負けもないので、子どもによっては、欲求不満になってしまうでしょう。

それよりも、人と争うのが苦手で、優しい子どもの方が合います。

基本的に自分と向き合い、自分を超えていくことが目標になります。

落着きのない子ども

落ち着きのない子どもにも向いています。

呼吸法や自分の身体の動きを見つめ直すことで、落ち着きを取り戻すことができます。

静かに自分の心と向き合うことも、日々の稽古で少しずつ養うことができるでしょう。

身体の小さい子どもと力の弱い子ども

合気道に力は必要ありません。

身体が小さい子どもや、力の弱い子どもでも大きい子どもと同じように学ぶことができます。

もちろん女の子にも、おすすめの習い事になります。

実際に、護身術として合気道を習っている女の子も多いです。

家庭で教えることはできる?

ダンスなどは、教室に行っている間だけでなく、家でも練習することが多いものです。

では、合気道は家で練習できるのでしょうか?

親が合気道に詳しいならできる

日常の場面での力の使い方などは、親の方が伝えやすいかもしれません。

物の持ち方、力の抜き方、歩き方など、日常生活に生かせる合気道の心得はたくさんあります。

親が合気道について、しっかりと学んでいるのであれば、日常のことは伝えることができるでしょう。

心の持ち方は、親がお手本になりましょう

争わざるの理や周りと比べない心など、心を穏やかにする方法は、日常生活の中で親がお手本になれるとすばらしいですね。

理論として知っていても実践することは難しいこともあるので、親自身が気を付けていきましょう。

身体の力を抜くことのすごさを日常的に伝えられると良い

大人も無意識に無駄な力が入ってしまうものです。

子どもはストレスを受けることは大人に比べると少ないのですが、最近では、子どももたくさんのしがらみを受け、ストレスを抱えているものです。

ストレスを感じると身体に力が入ってしまうもの。

力を抜いて、身体の力をうまく伝えることができれば、自分でも驚くような力が出せるものです。

力を抜くことの大切さを伝えていけるといいでしょう。

まとめ・生涯役立つものを

力に頼らず、身体の使い方のコツを知ることは、どんなスポーツにも応用がききます。

また、日常生活の中でも生かすことができます。

子どもに習い事をさせるなら、一生涯役に立つものがいいですよね。

その点、合気道は奥が深く、どこでも、いつでも子どもの役に立つものだといえます。

もちろん、パパやママの心と身体を整えるためにも、利用することができるので、子どもと一緒に習ってみるのもおすすめです。

この記事が誰かの役に立てたらうれしいです。

それでは・・・

ABOUT ME
ねこねこ先生
経験20年以上の現役男性保育士│娘二人(8y,6y)子育て中+担任として現場で働いています│見てきた子どもの人数は2000人以上│合気道歴15年以上│30分でも自分の時間をもてるよう手助け|子育てを楽にする方法|心と身体を整え子どもと穏やかに|詳しくはブログをどうぞ♪ 育児に不慣れなパパの保育参加も応援していきます(⌒▽⌒) いつも心に遊び心を♪
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