子どもが好きな絵本を選ぶことは難しいですよね。
どんな絵本を子どもに読んであげたらいいのか、迷っている方はいませんか?
保育歴20年以上のねこねこ先生が、園の子どもたちも大好きで、何度も「よんで」とリクエストされる絵本を紹介します。
皆さんの子どもも、きっと大好きになってくれるでしょう
この絵本を通して、子どもとのやり取りを楽しんでください。
ほーら、きみのかあちゃんだ!!
ちが~~~う!!(笑)
あらすじ
お母さんと一緒に木の上で暮らしていたミミズクの子ども
居眠りをしていると、木の上から落ちてしまいます
「お母さんいなくなっちゃった・・・」と困っていると
元気なキツネが「ありゃりゃ、おまえさんどうしたんだい?」と助けてくれます
しかし、早とちりなキツネはお母さんの特徴を聞くと
「わかった、わかった」と走り出し
「ほらいた!きみのかあちゃんだ!」と、クマやウサギを紹介します
ミミズクは「ちがう~」いうのですが、お母さんは、なかなか見つけられません
とうとうミミズクが泣きだしそうになった時
カエルが「あのぅ~」と手をあげ
お母さんの所に案内してくれます
お母さんと再会もでき、喜ぶのですが・・・
おすすめの理由
何といってもキツネとミミズクのやり取りが楽しいです
繰り返すうちに子どもたちも
「ちがーう!!」と言いたくなってくるでしょう♪
キツネのちゃきちゃきした性格とのんびりとしたミミズクの性格の違いもたのしいですね。
園では
先輩保育士が読んでいて、とても面白かったんで、自分も買って子どもたちに読んでみました。
すると、一回目はじーっと呼んでいるのを聞いていた子どもたち。
2回3回と呼んでいくたびに、どんな展開かわかってくるので、リアクションをするようになりました。
私が、「ほーら、君のかあちゃんだ」とページをめくるのを、キラキラした目で待ち、ページがめくられると、全員同時に「ちがーーう♪」と楽しそうにツッコミを入れてくれます。
朝の登園時に「ママがいい…」と泣く子どもにも、他の子を指さし「ほーら、きみのかあちゃんだ」というと、それまで泣いていた子どもが、ちょっと笑顔になったりもします。
それくらい、シンプルで子どもの心に残るようです。
絵は
色使いも優しい感じで
それぞれのキャラクターもかわいく描かれているので、
小さい子どもでも親しめるでしょう。
特に、ちびフクロウがかわいいです。(本当はミミズクな気がしますが・・・)
対象年齢
文字数は少なく、小さい子でも読み聞かせることができると思います。
ただ、言葉のやり取りが楽しいので、言葉の理解ができている子どもの方が、楽しめるかもしれません。
目安としては2歳前後でしょうか。
読み終わった後に
普段の生活の中で、やり取りを真似しても楽しいかと♪
全体的な話を覚えていなくても
大人が「ほ~ら、いた!きみのかあちゃんだ!」といろいろなものを指さすと
楽しく「ちがう~!」とツッコミをいれてくれるでしょう(笑)
声色を変えてリズミカルに読むと
ただ、読んでも楽しい絵本なのですが、キツネとミミズクの性格の違いが楽しいです。
できれば二人のセリフを読むスピードを変えてあげると臨場感が出て、より楽しめると思います。
ちょっとした隠し絵も
一度、読んでからもう一度読み返すとシルエットになっている背景に、クマやウサギなどの登場キャラクターが隠れているのがわかるかもしれません。
それを探すのも楽しいかと♪
実は、子どもを探している、お母さんミミズクの姿もシルエットで書かれています
まとめ
今回は、園の子どもにも人気な「ちょっとだけまいご」の絵本の紹介をしました。
この絵本をおうちでも読んであげて、子どもとのコミュニケーションを楽しんでくださいね。
ツッコミが上手になり、将来は芸人を目指すことにもなるかもしれませんよww
この記事がみなさんのお役に立てると嬉しいです
それでは…