皆さんのうちの子どもは爪を噛みますか?
うちの子どもも、暇ができるとすぐに手が口に伸びてきて、ガジガジ…
完全に、癖になってしまっていました。
保育園でも、保護者からの相談にあがる爪噛みですが、どう対応していけばいいでしょう?
爪を噛んでいると、衛生的に病気になりやすく、中にはお腹に虫が入ってしまうこともあるそうです。
保育歴20年以上のねこねこ先生が原因と対策を伝えていきます。
この記事を読むことで、なぜ爪噛みをしてしまうのか、どのように対処していけばいいのかがわかります。
親が気になって爪を噛むたびに声をかけていると、子ども自身がそれに意識が向いてしまい、余計に長引いてしまいます。
子どもの気持ちを理解して適切にかかわることで、いつの間にか爪噛みをしなくなるといいですね。
- 子どもが爪噛みをやめられない方
- 爪を噛むのをやめられず、爪を切ったことのない方
ガジガジ・・・
こら!!また爪噛んでる!!もう、何度言えばわかるの!!
と、ならないために、この記事をどうぞ
原因
主な原因は
- 心理的ストレス
- 癖になっている
- 歯がかゆい
などです。
爪かみの原因の一つとして、心理的ストレスがあげられます。
いたずらをして怒られたことや大人にかまって欲しいときなど、満たされない心を紛らわすために爪を噛むそうです。
爪を噛んでる=心が満たされていない、とは、ならないのですが、子どもを理解するうえで、「何か、心に引っかかることがあるのかな?」くらいには、考えてもいいでしょう。
また、一度爪を噛むことを覚えると癖になってしまいます。
何があるわけではなくても、つい噛んでしまうようです。(←うちの子もそうでした)
癖になってしまうと、本人にも爪を噛んでいる自覚があまりなくなってしまうので、余計に直すことが難しくなってしまいます。
また、歯が生えてくる時期や大人の歯に生え変わるときには、歯が痒くて爪を噛んでしまうこともあります。
一つの原因だけで、爪噛みをすることは少なく、いろいろな要因が重なり合っていることが多いので、よく子どもを観察して一番合っていそうなものを見つけてください。
悪影響
主な悪影響は
- 衛生面
- 深爪
- 爪の変形
- 歯のかみ合わせ
です。
爪かみをすることの悪影響としては、一番に衛生面での心配があります。
爪の中にはたくさんのバイ菌もいて、爪を噛むことで体内に入ってしまいます。
外で遊んでいる時など、爪噛みの癖がある子どもは、泥だらけの手のまま、口に入れようとするので、ハラハラしてしまいますよね。
最近では少なくなってきているのですが、爪に卵があった場合、ぎょう虫の原因になることもあるそうです。
また、いつも爪を噛んでいると深爪になり、時には出血することもあります。
いきなり、血だらけの手を見せられると、とてもびっくりしてしまいます。(←経験者)
女の子の場合は、特に気になるかもしれませんが、爪の形も不揃いになってしまいます。
さらに、強く爪を噛んでいると、歯の噛み合わにも影響が出てきてしまいます。
対策
たくさんの悪影響があることを伝えてしまいましたが、直接「やめなさい」と叱るのはNGです。
叱ることで、ストレスをためる→爪を噛むという悪循環ができてしまいます
それではどうすればいいでしょう?
いくつか、対処法をあげていくので、実際に試してみて、自分の子どもにあったものを見つけてください。
- 苦みのあるマニキュアをつけることです。習慣的に口に手がいってしまったときにも、子ども自身が気がつくことができます。
- そばに行ってそっと手をつなぐことです。大人が忙しくしているときには難しいのですが、一番子どもに優しく伝えられる手段だと思います。
- 好きなキャラクターのシールを貼ることです。爪にシールを貼っておけば剥がれないよう、爪を噛むことをやめられるかもしれません。
- 絵本で伝えることです。「おなかのこびと」の作者・よしむらあきこさんの「つめかみおばけ」の本は、どうして爪を噛むのがいけないのかが、わかりやすくて描かれています。
まとめ
意外と大人になっても爪を噛む癖が抜けない方も多くいます。
保護者の中にも、「今まで、爪を切ったことがない」という方がいました。
また、叱られたことはいつまでも心に残ってしまうものです。
できるだけ子どもに無理のない方法で、「いつの間にかやめられた」を目指していきたいですね。
この記事が少しでも、子どもと大人の笑顔を増やしてくれたらうれしいです。
いつも心に遊び心を♪
それでは…