子どもの情操教育に動物を飼うことはいいというのは聞いたことがあると思います。
しかし、実施際に飼おうと思うと、
何を飼った方がいいのか?
簡単に飼えるのか?
など、いろいろな疑問が出てくると思います。
そこで、保育歴20年以上、子どもが生まれる前からペットを飼っているねこねこ先生が、子どものいる家庭でペットを飼うことについてのいい点と悪い点を書いていきます。
パパ!!僕、犬が飼いたい!!
犬を飼うのはおすすめだよ
だけど、気を付かなくてはいけないこともあるからね
メリット
優しくなる
これはよく情操教育として言われることですね。
確かに、自分より小さいものを可愛がることで、優しさが育まれていきます。
力加減なども少しずつ覚えていくでしょう。
生活リズムが整う
規則正しい生活になります。
動物を飼うと「面倒で一食抜く」なんてこともなくなるでしょうし、「昼まで寝ている」なんてこともしなくなるでしょう。
遅くまで寝ていると、犬や猫の場合は「早く起きろ~!!」と起こされます(^-^;
早寝早起きの大切さについてはこちらの記事を参考に♪
運動不足解消♪
何を飼うかにもよりますが、散歩などをすることで運動になります。
家の中で遊んでいると、どうしても運動量が少なくなりますが、散歩に出かけたり、家の中でも、じっと座ってテレビを見るなどということは、少なくなると思います。
ペットを膝にのせてテレビを見ている時などは別ですが…
家庭円満
ペットを飼うことで、家族間のミュニケーションのきっかけになります。
家庭保育では、コミュニケーションが閉鎖的になりがちです。
しかし、動物を飼うことでコミュニケーションの輪が広がっていくでしょう。
最後は、ちょっと悲しい話題ですが、生き物の生死を身近に感じられることです。今まで可愛がってきた動物の死を看取ることで、命の大切さを感じることが出来るでしょう。
デメリット
動物を飼うことは、シンプルにいいことだけではありません。
次は注意点を挙げていきます。
・旅行に行きづらくなる。
ペットと一緒に泊まれる宿などもありますが、どうしても限られてしまい、行きたい所にいけないこともあるでしょう。
子どもの大好きなディズ〇ーランドなどに行くこともなかなか行きずらくなってしまいます。
・動物に留守番をしてもらわなくてはいけない。
両親が仕事をしている時には、動物には日中、留守番をしていてもらわなくてはいけません。
猫などは、一人になっても平気かもしれませんが(性格にもよりますが)犬などは、寂しい思いをさせてしまうことでしょう。
ケガや病気の時や災害時には、留守番をしている時には、とても心配になります。
・飼育費用が掛かる。
動物を飼うことも無料ではできません。
毎日の食事代、病気になった時には病院代やトリミング代もかかるかもしれません。
医療費などは、今では保険などもありますが、掛け金などもいるので結局お金はかかってしまいます。
・毛が抜けて、掃除が大変になる。
長毛種を飼っているとどうしても抜け毛は出てしまうので、日々の掃除は大変になってきます。
プードル種などの、毛が抜けにくい犬種の場合はトリミングにこまめにいかなくてはいけません。
また、子どもによってはアレルギー反応もでてしまうかもしれませんし、アレルギーまでいかなくても掃除をしっかりしないと、ハウスダストで健康に影響が出るかもしれません。
何を飼えばいいのか?おすすめ
では、実際に飼うとして、どんな動物がいいのでしょう?
一番のおすすめは犬です。
人になつきやすく、世話も比較的しやすいです。
うちにもいますが、犬は子どもが大好きなことも多いんで、子どもとも仲良くなりやすいでしょう。
猫もおすすめ
猫は人になつきにくそうですが、意外と子どもと仲良くなり、面倒をみてくれることも。
ほどよい関係を築くことができます。
ちょっとつれない姿もかわいいところです(^-^)
ハムスターは?夜行性なので注意を
マンションなどでも飼いやすいです。
ただ、夜行性のため夜中の回し車の音などは、気になる人は気になってしまうかもしれません。
また、こまめに小屋の掃除をしないと、においも気になります(^-^;
つがいで飼うとガンガンに増えていきますし、生まれた赤ちゃんを触ってしまうと、人間の匂いがついて、親があやめてしまうこともあります。
小型のウサギ・少しデリケートです
うさぎも飼いやすいのです
しかしデリケートな部分もあるので、子どものとのかかわりでは、 神経を使うかもしれません。
大人が触る時間を決めるなど、程よい関わり方を調整する必要があるでしょう。
カメは?大きくなることもある
カメは世話をしやすいのですが、とても長生きするものもいて20年ほど生きることもあるそうです。
子どもが大きくなってからも飼い続けられるのかも考えなくてはいけません。
また、最初は小さくても大きく成長するものもいます。
最初だけかわいがり、大きなったら…
そんな、ことのないようにしましょう。
よく考えてから飼おう
ここまで、動物を飼うことについて書いてきましたが、安易な気持ちで飼い始めることはやめてください。
特に子どもの情操教育の為だけに、動物を飼ってはいけません。
最初は子どもたちも興味をもって進んで世話をしますが、だんだんと世話をしなくなり、両親が毎日を世話をしなくてはいけなくなります。
また、最初は小さくてかわいかったのが、だんだん大きくなっていきます。(それでもかわいいのですが(^-^))
子どものいる家庭ではなおさら、子どもの成長に合わせて生活も変わっていくでしょう。
それでも最後まで、責任をもって飼い続けることができるのか、しっかりと考えてから飼うようにしてください。
まとめ・体験談を合わせて
うちには、娘たちが生まれる前から犬(日本スピッツ)がいます。
子どもが生まれる前は、旅行に行く時にも連れていっていましたし、ゲージから出ている時間も今より多かったです。
それが、子どもが生まれると、赤ちゃんにミルクをあげている時や食事をしている時には、ゲージの中に入っていてもらいますし、ディズニー〇ンドなどに行く時には、ペットホテルも利用します。
実際、子どもが小さいうちはペットを飼うことで、労力は増えてしまうでしょう。
それでも、子どもたちは犬が好きですし、犬も子どもたちと遊ぶ時には大はしゃぎで楽しんでいます。
ですので、自分的には子どものいる家庭でペットを飼うことはおすすめです。
それぞれの家庭の状況を踏まえ、よく考えてペットを飼うようにしてくださいね。
この記事が誰かの役に立てたらうれしいです。
それでは…