そろそろトイトレ(トイレトレーニング)をしなくちゃいけないけど、いつからすればいいかわからない。
周りの子どもがトレパン(トレーニングパンツ)をはいていて自分の子どもも、はかした方がいいかと悩んでいる方はいませんか?
周りを気にしてトイトレをすすめていくと、子どもの心を置き忘れてしまいます。
そこで、今まで2000人以上子どもを見てきた保育歴20年以上のねこねこ先生が、トイトレについて話をしていきます。
この記事を読むことで、トイトレへの考え方がわかり、子どもに気持ちに寄り添いながらすすめていくことができます。
トレパンはいてみたいけど・・・大丈夫かな?
他のことにも言えますが、子育てでは
子どもの気持ちを理解することが大切です。
目安は満3才
いつからトイトレは進めていけばいいのでしょう。
身体の発達を考えると満3才が目安になります。
個人差もありますが、3才前後になるとおしっこを我慢することが少しずつできるようになります。
その前にすすめようとしても、自分でコントロールできず、失敗が多くなってしまうでしょう。
また、そのほかの目安としては
- 排尿の間隔が1時間以上あけられる
- 言葉で伝えられる
- ズボンパンツの着脱ができる
周りの子どもができたから、ではなく、子どものペースですすめてあげることで、スムーズにトレパンに移行することができるでしょう。
発達は前後する
子どもの発達は行ったり来たりするものです。
1度できたと思っていたことが、何度も失敗することもあります。
そこで、叱ったりイライラしてはいけません。
順調にできていたものも、逆戻りしてしまうでしょう。
少し失敗が続いてもいつかはできるものだとおおらかな気持ちでいたいですね。
また、トイトレは個人差も大きいもの。
早い子どもは2才前にできる子どもだっています。
しかし、周りはまわり、しっかりと自分の子どもの成長に合わせてすすめてあげてください。
ちなみに、うちの子は小学生になってもちょこちょことおもらししています。
イライラしない…イライラしない…(^-^;
焦らないことが大事
子どもが一回トイレでできたからといって、すぐにトレパンにするのはどうでしょう。
排尿間隔が30分前後の時にちょうどトイレに行けたとしてもそのあとは続きませんよね。
何度も何度も失敗してしまうと、大人は後始末に追われ、子ども自身もストレスを感じてしまいます。
余裕をもってすすめてあげましょう。
トレパンをはくとおもらしはするもの。
子どもの負担にならないよう、さりげなく処理しましょう。
繊細な子どもは失敗が続くと親に何も言われなくても、考えすぎてしまうものです。
子どもの気持ちも大切にしてあげてください。
励ましすぎもNG
励ましすぎると余計プレッシャーになってしまうこともあります。
もちろん、トイレでできたときは褒めてあげてもいいと思います。
しかし、子どもが「トイレでできる子はいい子」「トイレでできない子は悪い子」という価値観を持たないよう気をつけてください。
どんな自分も大事と思えるよう、存在自体を認めてあげてください。
褒め方について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
子どものやる気を大切に
子どもの気持ちを最優先にすることも大切です。
子どもの気質によってチャレンジ精神が旺盛だったり。心配性だったりもします。
やりたくない時にはやらなくてもいいでしょう。
周りの友だちがみんなトレパンになっていたら、そのうち「自分も!!」と思うことでしょう。
大人でオムツをはいている子どもはいないですよね。
それくらい楽な気持ちで取り組めたらいいですね。
順序
園でトイトレをすすめていく順序を取りあげていきます。
さっきも言ったように発達には個人差があるので、順番が前後したり、1つ飛ばしになることもあります。
大まかな目安として見てください。
トイレに興味を
まずはトイレに興味を持つところから。
トイレに行くことを嫌がってたら始まりませんよね。
オムツをはいててもいいので、座ってみてもいいかもしれません。
ただ気をつけたいのは、トイレが遊び場にならいようにしてください。
水を流すレバー、洗面台など子どもにとって魅力的なおもちゃがたくさんあるので、遊び始めたら、切りあげてください。
トレパンに興味
好きなキャラクターの描いてあるトレパンをはけると、子どもたちは喜びますよね。
園でも、トレパンのはき始めは、みんな喜んで保育者に見せにきます。
トイレに誘うときでも「〇〇が濡れないようにトイレに行こうか?」という手を使うこともあります。
出たのがわかる
トレパンにしたあと、まずはここから。
遊びに夢中になってあると、気づいていないこともあるので、でてたら教えてあげましょう。
何度も繰り返し失敗して、そのまま遊んでいることが続くと「何度言ったらわかるの!」と、怒りたくなることもあります。
怒っても効果は薄く、余計にトイトレに時間がかかってしまうので、イライラしないように気をつけて、話をしてくださいね。
出る前にわかる
次は、出る前に伝えることができたら、トレパンで過ごせることも増えてくるでしょう。
言葉で伝えられるのが一番ですが、まだ言葉がはっきりしないときには、オムツを触ることなどで伝えてもいいとおもいます。
すぐにトイレ行けるよう、脱ぎやすいズボンとパンツをはいているといいですね。
大ができるのは時間がかかることも
おしっこはトイレでできるようになったけど、大はオムツじゃなくちゃできない子どもは多くいます。
園でも、「座ってごらん」と言っても、出ることは少なく、オムツに着替えてしています。
統計を取ったわけではありませんが、心配性な子どもに多いように感じます。
気持ちの問題が大きいようなので、しばらく様子を見ていくのがよいかと思います。
ひと工夫
トイトレをスムーズに進めていくための、ひと工夫を伝えていきます。
できるものがあれば取り入れてみてください。
トイレの壁面にシールなどで飾りを
園でやっていたのが、100均で買ってきたシールを壁面に貼る工夫です。
その時は、海の生き物のシールだったのですが、かわいいイルカやクジラ、イカなどがあって、貼ったあとは子どもたちも喜んでトイレに行っていました。
絵本で興味を
トイトレは、よく悩み事に出てくることなので、絵本の題材に取り上げられることもよくあります。
古本屋などでもたくさんあると思うので探してみてもいいと思います。
その時にしか、見ない絵本ですので、古本屋によく並んでいます。
キャラクターが声掛け
うちは、チャレンジをとっていたので、しまじ〇うとみみり〇が「でるかな、でるかな~」と歌ってくれていました。
それが、あるからトイレにいく、というわけではありませんでしたが、いったの時には楽しみながら聞いていました。
トイレを楽しいものと思えるには、いいのではないでしょうか。
できたときはシールを
あかちゃん本舗で買った、アンパ〇マンシールを使っていました。
トイレで、できた時にはシールを貼るのですが、忘れることも多々ありました(^-^;
子どもがたまに「シール貼りたい」というときには、貼っていたくらいです。
子どもがやりたいというなら、やってもいいかな、という程度かと思います。
夏がおすすめ
トイトレにふさわしい時期は、夏になります。
トイトレを始めると、パンツズボン、時にはカーペット、シーツなど、洗濯物がかなり増えます。
子どもの洋服も、夏服は薄着なので、洗濯物が少なくて済むでしょう。
着替えの間も少しパンツ一枚でいても寒くないですよね。
ですので、トイトレは夏がおすすめなのです。
まとめ・子どものペースですすめていきましょう
トイトレは、周りを気にしだすと、心配になりますよね。
しかし、焦ってすすめてしまうと、子どもの気持ちがおいてけぼりになってしまいます。
周りの子どもではなく、自分の子どもの様子をしっかりと把握して、いつからトイトレを始めるか、決めてくださいね。
一番大切なのは、子どもの心ですよね。
この記事が誰かの役に立てたら嬉しいです。
それでは…