子どものいたずらや失敗に、ついカッとなってしまって叱ったことはありませんか?
正直に言うと、自分もそんなことが多々あります。
しかし、怒りの感情に任せて子どもを叱っても、泣いていうことを聞けず、叱られた内容はちゃんと伝わってないので、結局同じことを繰り返してしまいます。
そこで、保育歴20年以上のねこねこ先生がイライラしてしまった時に使える「呪文」を伝えます。
この記事を読めば、反射的にカッとなって叱ってしまうことも減っていくでしょう。
やだやだやだ~~!!
かんしゃくをおこしているいる子どもの相手をしていると
イライラすることもありますよね。そんな時にはこの呪文を♪
耐えるべきは6秒
怒りにはピークがあります。
物事が起こってから6秒の間が「怒り」のピークなのだそうです。
ですので、子どもが何かをして、それを発見してから6秒間耐えることが重要になります。
子どものいたずらを見つけた瞬間に、これから伝える6つの呪文のどれかを実践していただければ、6秒なら耐えることができると思います。
そして、冷静な気持ちになってから、子どもに穏やかな言葉で伝えれば、怒りに任せて叱るより、子どもの心に響きやすいものになるでしょう。
6つ全部を使る必要はなく、自分に合ったものを実践してください。
「優しい気持ち」
これは、園での先輩保育士から教わった方法なのですが、怒ってしまいそうなときに、胸に手を当て「優しい気持ち」と唱えます。
だいぶ、自分に言い聞かせている部分が大きいです。
きっと、子どもが寝ている時などは、「優しくしよう」と思っていることでしょう。
ですので、子どもがやらかした時にも、その気持ちを思い出せるよう、この呪文を唱えてください。
ちなみに、先の先輩保育士は壁に向かって目を閉じ唱えていたこともあります(^-^;
「この子はまだ〇才」
これも、子どもと接する時間が長いと忘れがちなのですが、子どもはまだ小さいということです。
イヤイヤ期になったくらいなら2才前後、大きいと思えても園児なら5・6才です。
まだ、生まれてからせいぜい6年くらいしかたってないと思えれば、多少の失敗やいたずらも目くじらを立てずに、いい聞かすことができるでしょう。
保育士も一緒で、いつも見ているクラスでは大きく感じる年長さんでも園の外で会うと、相応な子どもに見えるものです。
あまり、近くにいると年齢を読み違えてしまうものなのですね。
「1億円あったらなにしたい?」
これは、完全に気を反らす方法です。
フレーズは自分なりに変えても良いです。
例えば、「海外旅行はどこ行きたい?」や「1万円で食事するなら何が食べたい?」など
自分の気分があがるフレーズがあれば、それを思い浮かべることで気がまぎれるでしょう。
そして、一呼吸ができると、目の前の現実にも一瞬前よりも冷静に取り組めるようになります。
お金の心配がある方にはこの本が一番のおすすめです。
「そんなに大事な問題?」
子どものいたずらなどで、ついカッとなってしまったことを後から思い返すと、「大したことじゃないのに・・・」と後悔することがありませんか?
それでも、実際の場面ではなかなか、問題の大きさにまで意識が行かないものです。
ですので、前もって「そんなに大事な問題?」と考える癖をつけておくこととで、とっさの時でも、冷静さを失うことなく子どもに向き合うことができるようになります。
また、「それは誰の問題?」と問題を自分の問題と子ども自身の問題とに分けることでも、冷静さを取り戻すことができるでしょう。
「自分もやってることかも」
自分と同じ癖を子どもがしていると、気になるものです。
同族嫌悪というやつですね。
そして、自分が指摘されている気分になるのか、ついカッとしてしまうことがあります。
よくよく考えると自分と同じことをしているので、強くは言えないはずなのですが・・・(^-^;
ですので、第三者に言われているように「自分もやってることかも」と自分自身に言ってあげることで、冷静さを取り戻すことができます。
「いつものことじゃん」
これは、もう開き直り♪
子どもは大人の言う通りにはならないもの。
一度、言ったところで変わらないもの。
と、割り切ってしまいましょう。
一種のあきらめの境地になってしまえば、怒りの感情は沸いてこないでしょう。
そして、意外とあきらめて見守っていると、子どもが自然に変わってくることがあったりもします。
楽な子育てをするために、こちらの記事も参考に♪
まとめ・6秒なら耐えられる
- 優しい気持ち
- この子はまだ〇才
- 1億円あったら何したい?
- そんなに大きな問題?
- 自分もやるかな
- いつものことじゃん
以上、6つの呪文を伝えてきました。
どれも、一言なので、実践しようと思えばどれかは実践できると思います。
そして、問題の6秒を乗り切り、怒りの感情に振り回されず、子どもと冷静に話ができるようになると良いですね。
この記事が誰かの役に立てたら嬉しいです。