子どもがお茶をこぼしたなど、日々の小さなことが気になっていませんか?
子どもの行動の一つ一つに目くじらを立てていたら、発達によくないですよね。
もっとおおらかな気持ちで子育てを楽しんでいきたいですよね。
そこで、保育歴22年合気道歴15年のねこねこ先生が伝えます。
この記事では、合気道を通した細かいことを気にしなくなる心の持ち方を伝えていきます。
これを読めば、おおらかな気持ちで子どもとかかわっていけるようになります。
子どもの行動を許容しながら、気持ちを楽に、子育てを楽しんでいきましょう。
- 子どもとかかわる中で、行き詰まりを感じている方
- 子どものちょっとしたいたずらも、気になって仕方ない方
そんなことまで、いろいろ言われるとイヤになっちゃう!!
子どもの行動を全部抑えていたら、成長に悪影響が出てしまいます。
心が身体を動かす・身体の使い方で心も変わる
心が身体を動かす
当たり前の話なのですが、何かをしようとするときには、心で「○○しよう」と考えてから動きます。
行動よりも心が先に動いているのです。
しかし、この事実を忘れてしまうことがあります。
そこで、試しに「目をつぶろう」と言いながら(心で思っても結構です)目を開いておきましょう。
きっと、目をつぶってしまったり、かなり気を付けないとできないと思います。
このことからもわかるように、心と身体が一体なのが、自然な姿なのです。
実験・ものを持ち上げるとき
実験として何か物を持ち上げてみましょう。
はじめは、「できる」「楽しい」「ありがとう」とプラスの言葉を口にしてみます。
するとすんなりと軽く持ち上げることができます。
次に「できない」「いやだ」「バカ」などのマイナスの言葉をいいながら持ち上げてみましょう。
すると、同じ重さのものを持ち上げても、さっきよりも重く感じるでしょう。
やはり、気持ちが身体にも大きな影響を与えているとわかるでしょう。
歩き方
歩く時にも、疲れているからと、ダラダラ歩いていると、心までもが疲れてしまいますよね。
力を入れて歩く必要はありませんが、指先、つま先、頭のてっぺんと丹田にだけ意識を残して、力を抜いた状態で歩いてみてください。
身体に意識がしっかりと残っていることで、自然と心もしゃっきりとしてくきます。
座り方
何気なく椅子に座っていると、姿勢が崩れてくることがあると思います。
そんな時には、心もぐったりしてしまっています。
歩くときと一緒なのですが、座っている座面と頭頂部に意識を軽く保っているだけで、心が整うことがわかると思います。
姿勢
歩く時にも、座っているときにも姿勢が崩れることで、心も崩れていきやすくなります。
心が崩れていると、ちょっとしたことでイライラしたり、誰かの心無い一言で立ち直れなくなってしまいます。
力を抜きながら、心をしっかりと保つことで、何事にも負けない、しなやかな心を作っていきましょう。
悩み事があった時は丹田に意識を集中しよう
頭に意識があるときと丹田にある時の違い
もう一つの実験として、意識をとどめておく場所を探してみます。
まずは、額に手を置き、片足立ちをしてみましょう。
すると、少しバランスをとるのが難しいと思います。
次に、へその下の丹田に手を当てて、同じように片足立ちになってみてください。
ちょっとした感覚の違いかとは思いますが、さっきよりも簡単にバランスをとることが簡単になっているはずです。
身体と心は表裏一体の関係なので
- 身体が安定している=心が安定している
と、いうことができます。
心の安定を得るためには、意識を丹田に集中させるといいのです。
丹田にすべてを吸収し尽くしてこそ
何か気に食わないことがあった時に、「頭にきた」ということがあります。
何が頭に来るのでしょう。
それは、「意識」が頭に来るのです。
ですので、何か気に食わないことや悲しいことがあった時などには、丹田に意識を戻してあげることで、自然と心は静まってくるのです。
天地の中心が我であるという位の気持ちでいよう
物事を大きく考えると、動じなくなる
子どもがいうことを聞かなくてイライラしているとします。
確かに、その場ではとても重大なことですよね。
しかし、子どもの長い人生の中では、ほんの一瞬の出来事です。
子どもが大きくなると「そんなこともあったな」と懐かしく感じる一場面になってくるでしょう。
物事に真剣に向き合うことも重要ですが、一歩引いたところから物事を見るようにすると、ちょっとしたことでは、動じることなくかかわることができるようになります。
拡大法・収縮法
物事を大きくとらえることは難しいので、時間を見つけて練習しておきましょう。
それには、合気道の「拡大法と収縮法」が適してると思います。
やり方としては
- 床に正座で座り、肩を上下して身体の力を抜く。
- 目をつぶり、意識を丹田→身体→部屋→町内→国→地球と広げていき、さらに広がるがままに任せる。
- ある程度広がり切ったら、今度は、逆向きに地球→国→町内→部屋→身体→丹田→原子→電子と、どこまでも小さくなり続ける。
- ②と③を何度かくり返す。
上の「拡大法と収縮法」を練習することで、物事を大きく考えることが、それまでよりもうまくなっていくことでしょう。
まとめ・心持ちを変えることで、悩みが悩みではなくなる。
心は人も目に見えるものではありません。
触ることも味わうこともできません。
しかし、心と身体は一体であることが自然な状態なので、目に見える身体を整えることで、目に見えない心を整えることができるのです。
今回のポイントを簡単にすると
- プラスの言葉
- 意識は丹田
- 気持ちを大きく
となります。
どれも意識さえすればできることばかりなので、日常時に取り入れて、子育てのイライラを解消してください。
この記事が誰かの役に立てたら嬉しいです。
感想や質問がありましたら、コメント欄にぜひ書いてください。
それでは・・・